小沢氏の大博打の結論「党代表辞任の意向」

いやはや、、、進退伺いを出した上で引きとめを待って求心力の回復をはかりたいんだろうが・・・
 
公明党自民党の関係をぶったぎって自民党にトドメをさしたいという思惑はよくわかる。
民主党が連立を組めば公明の存在感が薄れ、自民党公明党ががちゃがちゃになるかもしれない。
選挙の点を考えればこれは非常に効果的かもしれない。
 
その代わりに反発も激しく民主党自体が分裂しかねない諸刃の必殺技だ。
 
 
また、連立することにより政権担当能力の実績を残しておけば、いつも選挙時にいわれている政権担当能力のなさに対して衆議院選挙時に反論できるとふんだのか。
これは自民党に呑みこまれないように民主党の色を出しつつ民主党の実績とアピールしながらやりあっていくのは相当厳しいだろう。
連立中にどんどん骨抜きにされて、民主党が瓦解する恐れもある
 
どちらにせよ、ハイリスク・ハイリターン。
恐ろしいほど大きな賭けだと思う。うまくいけば自民党になりかわって単独政権になりえることができるが、失敗すれば民主党自体がなくなってしまう。
その賭けにのれるほど度胸の据わった人間が民主党には少なかったということか。
はたしてこの賭けにのらなかったことがどうでるか。
いつかのタイミングで博打を打たないといつまでたっても2番手で終わりそうな気がするんだけどね。
  
民主党には官僚出身者の政治家が多いので政策立案能力は高い。
しかし、政局能力は0に等しい。政権をとってからはそこそこやれるだろうけど政権をとるまでは小沢氏の力が必要だと思う。
 
福田氏との情報戦でしてやられましたね。

民主党小沢一郎代表が党代表を辞任する意向を固めたことが4日、分かった。小沢氏は同日夕、都内の党本部で会見する。小沢氏は10月30日と今月2日の2回にわたって福田康夫首相と会談。2日の会談では、首相から連立政権に向けた協議の打診を受けた。小沢氏は民主党役員会に諮ったが、「政権交代が目的であり、政権に入ることが目的ではない」などと反対を受けて、首相の提案を拒否。民主党内からは首相と2人だけの会談に応じた小沢氏への批判が出ていた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071104/stt0711041404003-n1.htm
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