プロでできる人とできない人
ひょんなことから
「宮原 裕司」
という名前が頭に浮かんだ。
サッカー好きのひとは知っていると思うが、東福岡高校で高校サッカー3冠を成し遂げたサッカー選手だ。
鹿島アントラーズの本山の一年後輩にあたり、高校時代の存在感や技術は本山にくらべて決してひけをとっていなかった。
しかし、プロに入ってからはまったく活躍できていないようだ。
名古屋グランパスエイトに入団するもトップ出場はなく解雇され、
2002年に当時2部落ちしたアビスパ福岡に練習生としてはいり、契約にこぎつけたものの、現在もレギュラーに定着できていない。
トルシエ前日本代表監督に才能を評価されていたものの、結局シドニー五輪時の練習に数回呼ばれた程度・・・
一方、本山のほうといえば日本代表に定着しつつある。。
高校時代は共に3冠を成し遂げた中心プレイヤーなのに、プロにはいってからの明暗の差はいったいなんだったんだろう?
宮原がプロにはいってからのプレーしている映像を見ていないので想像の域を出ないのだけど、
Webで過去のスポーツニュース等をみて抱いた感想は
「ポジショニング及びオフ・ザ・ボール時の能力が低い」
そして
「基礎身体能力が弱い。つまりフィジカルが弱い」
というものだ。
たしかに学生のときはプロのときに比べて上記のことは意識して求められないことだと思う。
ボールがくればそこそこの仕事ができるが、肝心のボールを引き出すことができないという状態なのだろう。
とくにカテゴリーがあがるほど、守備のプレッシャーが激しくなるため、ボールを引き出す動きができなければ司令塔として致命的だろう。
高校生のときにパサータイプの人間が、プロで潰れていく理由がなんとなくわかった本日でした。