日本、国連安保理の非常任理事国入り 国連総会で選出

http://www.asahi.com/politics/update/1015/006.html

小泉首相が連呼している日本の国連への常任理事国入りですが、
国連といえば191カ国が加盟している組織だ。
 
その191カ国の加盟国の利害を調整しつつ、国際貢献をしなければいけない。
 
しかし、日本の場合(とくに小泉首相だが)はアジア各国の日本に対する反日感情ですら調整できていない。
個人の自由かなにかしらないが、露骨にアジアのひと達を不快にする靖国神社の参拝を
「総理大臣 小泉純一郎
の署名でいく始末。
 
上にたつものの必須条件として、全体の利益のためには、ときに自分の主義主張を殺すことはとても重要だと思うのだが、
小泉氏の価値観の中に
日本国にとって靖国を参拝することのメリットのほうが靖国を参拝しないことのメリットより多いと感じていらっしゃってるのだろうか?
 
常任理事国入りを本当に目指すのであれば、足元であるアジアをしっかりと見据えてからではないのだろうか。

第59回国連総会は15日午前(日本時間16日未明)、安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国選挙を行い日本など5カ国を選んだ。任期は05年1月からの2年間で、日本は97〜98年以来の安保理入りとなる。国連は来年、創設60周年の節目を迎え、世界の現状に合わせた改革が急務となっている。日本は改革の柱に安保理の拡大を据え、自ら常任理事国入りを目指しており、正念場での非常任理事国入りとなる。

 今回はアジアからの日本に加えて欧州のギリシャデンマーク、アフリカのタンザニア中南米のアルゼンチンが当選。投票には加盟191カ国のうち189カ国が参加し、日本は184票を得た。

 日本の非常任理事国入りは9回目となり、ブラジルと並び最多。

 安保理の拡大は加盟国の多くの支持を集めるものの、非常任理事国だけでなく常任理事国も拡大するか、そこに先進国代表の日独も入れるかでは意見が分かれている。拡大論議は総会で行われるが、イラクパレスチナの問題、スーダンダルフール地方の住民迫害など安保理が抱える課題に日本が非常任理事国としてどう対応するか、各国が注視することになる。

 常任理入りで共同歩調を取る独は、今年末で非常任の任期が切れる。安保理では、米英仏ロ中の5常任理事国のほか、非常任ではアルジェリア、ベニン、ブラジル、フィリピン、ルーマニアが来年末まで任期が残る。

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 日本が国連安保理非常任理事国に選ばれたことについて、町村外相は16日未明、「有力な安保理常任理事国候補にふさわしい、非常任理事国としての積極的役割を果たすことを通じ、国際社会の信頼を一層強固なものとし、安保理改革の実現と、我が国の常任理事国入りにつなげていく」との談話を発表した。

(10/16 01:08)